第2回コミュニティシネマ大賞 2003年6月の滋賀会館シネマホールの復活再生を記念し、シネファンクの周年イベントとして、毎年1年間のシネマホールでの上映作品の中からベスト作品を選出する「コミュニティシネマ大賞」。
3回目を迎える今年は、上半期(6月〜11月)70本、下半期(12月〜5月)40本、計110本の上映作品を対象とし、7月22日土曜日、おなじみの市内某所にて選考委員会が開かれました。


コミュニティシネマ大賞ロゴ
第3回コミュニティシネマ大賞
「ホテル・ルワンダ」
大入り賞・ロビー投票賞・シネファンク賞の各賞における評価に、選考委員会の審査を加味し受賞作品を決定。日本映画が優勢と思われたが…何と!!
ホテル・ルワンダ
2004年/イギリス・イタリア・南アフリカ
監督:テリー・ジョージ
出演:ドン・チードル、ソフィー・オコネドー、ホアキン・フェニックス、ニック・ノルティ、デズモンド・デュベ
【ストーリー】1994年。アフリカのルワンダで長年続いていた民族間の諍いが大虐殺に発展し、100日で100万もの罪なき人々が惨殺された。そんな中、ルワンダの首都キガリで高級ホテルの支配人を勤めるポールは、殺されゆく運命にあった1200人の命を救うことになる。この作品は、彼の良心と勇気がもたらしたその奇跡の過程を描いた実話である。また、アカデミー賞など各賞で絶賛され話題になるものの、公開のめどが立っていなかった日本では、「この作品を観たい!」と20代の若者たちがインターネットで署名運動を展開。3ヶ月で4000通以上もの署名を集め、公開が実現したという経緯がある。



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大入り賞
「ALWAYS 三丁目の夕日」
昨年までの「観客賞」改め「大入り賞」は、対象各作品の総観客数および上映1回あたりの平均観客数をそれぞれ点数化し、その合計得点で受賞作品を決定。たくさんのご来場に大入り袋!
2位『ホテル・ルワンダ』
3位『いつか読書する日』
ALWAYS 三丁目の夕日
2005年/日本
監督・脚本:山崎貴
出演:吉岡秀隆、堤真一、薬師丸ひろ子、小雪、堀北真希、三浦友和、須賀健太、もたいまさこ
【ストーリー】昭和33年の東京。TVも冷蔵庫もそれほど普及していなかった貧しい頃。短気だが家族思いの父とやさしい母、やんちゃな息子が暮らす自動車工場。その向かいの、何かと反目しあう駄菓子屋の店主は、実は売れない小説家。そんな彼が恋心を抱く飲み屋のおかみ。泣いたりわめいたりしながらも決していたわる心を忘れなかった人情味あふれる人々が、明るい未来に思いを馳せながら、肩寄せあって東京タワーに沈む夕日を見ていた…。VFX技術を駆使し、当時の街並みを再現。昭和ブームの火付け役ともなり大ヒット、2005年日本アカデミー賞では作品賞、監督賞はじめ12部門を受賞。



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ロビー投票賞
「メゾン・ド・ヒミコ」「パッチギ!」
上半期上映作品を12/1〜1/19の期間、および下半期上映作品を6/1〜7/1の期間、それぞれ約1ヶ月間、シネマホールのロビーで行われた、おなじみ「赤いシールを3つ」の投票によって受賞作品を決定。また、下半期からはWEBでも投票していただき、総投票数は615票。結果はなんと同点2作品受賞!
3位『ホテル・ルワンダ』
メゾン・ド・ヒミコ
2005年/日本
監督:犬童一心/脚本:渡辺あや/音楽:細野晴臣
出演:オダギリジョー、柴咲コウ、田中泯、西島秀俊、歌澤寅右衛門
【ストーリー】塗装会社で働く沙織のもとに、ある日突然、春彦という若くて美しい青年が訪れる。彼は、沙織の父・卑弥呼の死期が迫っていることを告げ、卑弥呼の営む老人ホーム「メゾン・ド・ヒミコ」でのアルバイトの話を彼女に持ちかける。メゾン・ド・ヒミコ。そこは、ゲイのための老人ホーム。そして、春彦は父の恋人だった。幼い頃に自分と母親を捨てた父に対する、強い嫌悪感を消せないまま、沙織は経済的な理由で、春彦の申し出を引き受けることに。死にゆく父、父のことを愛する男。そして、そんな父を忌み嫌う娘。賑やかだけど、どこか哀しい「メゾン・ド・ヒミコ」での生活を通して、絶対に分かり合えなかったであろう、3人のそれぞれの関係が徐々に変化していく様子を描いた人間ドラマ。
パッチギ!
2004年/日本
監督:井筒和幸/脚本:羽原大介
出演:塩谷瞬、高岡蒼佑、沢尻エリカ、楊原京子、小出恵介、オダギリジョー
【ストーリー】舞台は1968年の京都。高校生の康介は、ひょんなきっかけで訪れた朝鮮高校で、フルートを吹いていたキョンジャにひとめぼれする。その日を境に、康介の平和で能天気だった日々は一転。可愛いあの娘と仲良くなりたい一心で、朝鮮語を覚え、ギター片手に「イムジン河」を歌うが、しだいに、日本と朝鮮との間に存在する、河よりも深い溝に気づく。果たして、康介の恋の行方はいかに。彼を取りまく、個性的な登場人物たちとともに描かれたこの青春群像劇では、やんちゃでひたむきな、若さゆえのエネルギーがスクリーンいっぱいに炸裂。あなたも、強烈なパッチギ(頭突き)を喰らわされること間違いなし。



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シネファンク賞
「亀も空を飛ぶ」
映画をこよなく愛するシネファンクのメンバーが、対象作品の中で1位から5位までの順位をつけて投票を行いました。それで得た点数により受賞作品を決定。さて個性豊かなメンバーが選んだのは?!
2位『エレニの旅』
3位『リンダ リンダ リンダ』
亀も空を飛ぶ
2004年/イラク・イラン
監督・脚本:バフマン・ゴバディ
出演:ソラン・エブラヒム、ヒラシュ・ファシル・ラーマン、アワズ・ラティフ、アブドルラーマン・キャリム
【ストーリー】トルコ・イラン・イラク・シリアなどにまたがって居住するクルド人は、国家を持たない世界最大の民族。国際政治に翻弄され、あいつぐ戦争で荒廃したイラク北部クルディスタンの大地で生きる子供たちが、この映画の主人公。舞台は2003年春、アメリカ軍侵攻直前。老人と子供だけが残った村で、地雷を掘り出し、国連に買い取ってもらって生計を立てる子供たち。そんな子供のリーダー役「サテライト」に、大人たちはアメリカ軍の動向を探るため、衛星放送のパラボラアンテナを買いにやらせる。ある日、サテライトは赤ん坊を背負った難民の少女を見初める。その赤ん坊は、彼女をレイプしたイラク兵の子供。かたくなに心を閉ざす彼女には、両腕のない兄がいた。やがて、サテライトは彼が予知能力を持っていることに気づく…。



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選考委員特別賞
「火火」
シネファンク選りすぐりのメンバーで構成されるコミュニティシネマ大賞の選考委員が、コミュニティシネマたる「シネマホールらしさ」を追求し、喧々諤々の議論の末、独断と偏見で作品を選出する。さあ、選ばれたのはこれだ!
火火
2004年/日本
監督・脚本:高橋伴明/音楽:梅林茂
出演:田中裕子、窪塚俊介、黒沢あすか、池脇千鶴、遠山景織子、岸部一徳、石田えり
【ストーリー】何度も失敗と挫折を繰り返した末に、独自の古代穴窯による信楽自然釉を成功させた陶芸家の神山清子。だが、同じ陶芸の道を歩み始めた息子の賢一が突然倒れてしまう。彼の生存には骨髄移植しかないことを知り、彼女は骨髄バンク運動を始める。芸術家として母として、まさに「愛を、焼き込む」神山清子を、田中裕子が骨折をしてまでも体を張って演じきり、数多の主演女優賞を席巻した。



選考委員特別賞とは
 選考委員特別賞は、コミュニティシネマたる滋賀会館シネマホールにふさわしい、日の目を見ていない作品に光をあてる、多くの人に映画というもののすばらしさを伝えられる などの観点から、対象作品のうち特に受賞に値する作品について、選考委員7名(シネファンクメンバー)による喧喧諤諤の議論の結果決定される賞です。


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